【ミャンマー最新情報】
2021.08.11
みなさん、こんにちは。
事務局の相原です。
さて、本日は提携しているミャンマー送り出し機関より最新情報をお伝えします。
◆コロナウイルスについて
現在ミャンマーではコロナウイルスのデルタ株が猛威を振るっており、7月17日~25日までを国が公休にするという発表をし、生活に必要のない会社は休業を求められました。
しかし今も感染が落ち着く様子がないため、政府はこの公休を一週間単位で伸ばしています。 ※現在は 8 月 15 日まで公休扱いです。
この公休日の期間中は、生活必需品の購入等を除く外出自粛や、医療、銀行業務等を除く活動制限が要請されています。
また、ミャンマーのコロナウイルスの感染者は最近の 2 週間で 1 日 3,000 名~5,000 名を推移しており、多い日で は 6,000 名を超える日もありました。
多くの国民が医療を受けられない状況のため、実際の数字はもっと多いものと推測できます。
一部の情報機関の発表によりますと陽性率が 40%という、極めて深刻な状況が続いています。
更に7月24日に初めて在留邦人がコロナウイルスに感染したことにより初の死者が出てしまいま した。
それから立て続けに死者が出てしまい現在では計 3 名の日本人がコロナウイルス感染により逝去されてしまいました。
7 月 27 日で新型コロナウイルスに感染した在留邦人は 50 名に上り、最大都市ヤンゴンの 総合病院では入院用ベッドが満床となり、
感染判明後も入院できず、実質的な医療崩壊を起こしているとの 情報も入っています。
◆生活の様子について
現在ヤンゴン市内では激しい衝突は発生しておりません。
日常生活には支障がありませんが、コロナウイルスの影響により新型コロナウイルス対策における集会禁止 措置及び夜間外出禁止令が 8 月 31 日まで再延長されました。
◆送出し手続きについて
これまでクーデター直後に停止していた労働局の手続きは 9 割方再開していましたが、今回のコロナウイル ス感染者増加を受け、一部手続きが再び停止してしまいました。(公的機関からの推薦状の発行が停止)
◆教育について
クーデター以降、携帯電話のインターネット使用料金が高騰し、実習生やその家族の負担になってしまって います。そのため、従来の週 5 日の授業を週 3 日の授業に変更しました。
現在は治安悪化の影響より、コロ ナウイルスやインフルエンザ、大雨の影響で授業に出られない実習生も増加しています。
これまでは幸いに もコロナウイルスで重篤化している実習生はいません。
白熱したオリンピックも終わり、本格的な夏を迎えました。
暑さで怠けがちになる季節ですが、気を引き締めて1日1日を過ごしましょう!